浦安釣法のはじまり

『浦安釣法』とは工房浦安の創業者である友常忠男が、独自の仕掛けに基づいて考案したサヨリ釣りの釣法です。サヨリを効率的に仕留めることができます。


この釣法は1994年頃に固まり、最初のヒット商品である「サヨリン」の原型は80年代には製造されていました。

浦安釣法で狙う釣りはウキカゴをただ投げて放置して漂わせるのではなく、ゆっくり巻いて表層をサビいて来て、サヨリを誘って食わせる釣り方です。

遠投性能を追求した仕掛けを使う事で、遠くにいる大型サヨリも釣る事ができます。

投げ釣りの要素あり、サビいて誘いを入れて食わせることによる攻めの釣り、ルアー釣りの要素があります。水面のトップウォーターで炸裂するサヨリ。エキサイティングでとても面白い釣りです。

現在は、【浦安天秤13cm】と【スーパーサヨリンⅡ EX(SS-Ⅱ EX)】を使用した釣り方が主流となっています。

投げてさびいてくる攻めの釣り!
遠距離の大型サヨリ(カンヌキ)も仕留められます!
工房浦安の初期のヒット商品「サヨリン」。初期はプロペラ(羽)が付いていない。スーパーサヨリンⅡ EX(SS-Ⅱ EX)の原型。
1990年代に作られたサヨリン1号機。当時は天秤がなく、仕掛けが絡まないように風向きなどを計算してキャストする必要があり、キャストの技能を必要としていた。

浦安釣法の釣り方

仕掛けや使用する道具に関しては、スーパーサヨリン2 EX(SS-2 EX)のページも参考にご覧ください。 ⇒スーパーサヨリンⅡ-EX(SSⅡ-EX)の使い方
仕掛けの概要
スーパーサヨリン2 EX(SS-Ⅱ EX)と浦安天秤
サヨリは警戒心が強く、目がとても良い魚です。ウキカゴから針までの距離を長くすることで食いつきをよくさせます。そのため、「先糸」はとても大切な仕掛けになります。工房浦安では先糸の販売もしています。メルカリShopsではウキカゴと先糸がセットになってお得な「スターターセット」「先糸セット(10個入りが9個分のお値段)」も販売しております。

付けエサ・コマセ

付けエサ

おもに使用する付けエサは「じゃりめ」です。遠投する場合、エサが飛んでいかないで持ちがいいです。イソメでも釣れますが、じゃりめの方がイソメよりも小さいのでサヨリ釣りに適しています。また、サヨリが近くにいる場合はオキアミを使うこともできます。
ジャリメ。垂らしは数センチでOK。遠投しても針から外れにくい。サヨリのサイズが大きい場合などは丸まる1本掛けで使用することもある。
オキアミは遠投すると針から外れるので、近くにサヨリが寄っている時のちょい投げなどに有効。
ジャリメは湿っていると針につけることが困難だったりします。片栗粉、小麦粉などを用意しておき、針につけるときに、ジャリメに粉をまぶしてあげると針につけやすくなります。

コマセ(寄せエサ)

カゴの中に入れるコマセは、チューブ形状のものでも良いですし、ブロックのアミコマセでも良いです。集魚効果がより高いのは国産ブロックのアミコマセですが、携帯性を考えるとアミ姫やサビキ君などのチューブタイプです。カゴは全開にしたり、半開きにしたり、その日のサヨリの釣れ具合によって変えてみて下さい。もちろん、コマセがなくても付けエサだけで、釣れることもあります。カゴには、コマセはカゴに目いっぱい詰めるのではなく、8~9割ほどを詰めてください。パンパンに詰めると、コマセが出て行かないだけでなく、浮力がなくなる原因にもなります。

釣り方

投げ方(キャスト)

周囲の安全、特に後方確認をして、キャストします。投げる角度は42度の方向にキャストすると一番飛距離が出ます。腕で投げるのではなく、脱力しつつ、竿の力を利用して投げることで飛距離がでます。サヨリは岸際の近くに寄らないで遠くにいる場合もよくあります。特に春の大型サヨリ(カンヌキ)は、遠くにいる場合が多いので遠投ができるに越したことはありません。
リールに巻く糸はPEラインを推奨します。PE0.6~1号が良いでしょう。ラインは細い方が飛びますので、飛距離を求める場合は0.6号。PE1号でも飛距離はでます。
PEラインから直接天秤を結ぶのではなく、リーダーとして力糸を結ぶのが良いです。力糸がないと、キャスト時にラインが高切れし、仕掛けが飛んで行ってしまいます。力糸はPE2号~3号を8m~10m程度接続するといいでしょう。道糸とリーダーを接続する方法は「電車結び」などでOKです。キャストする際は、竿先に糸が絡んでいないかも良くチェックして投げましょう。【仕掛け】道糸→力糸→天秤(ウキカゴ)→先糸→ハリス→針

巻きスピード

ウキカゴが着水したら、すぐにリールを巻いて、ふけた分の糸を巻きます。糸ふけが出ていると、周囲の釣り人と仕掛けが絡み、お祭りする原因になります。糸ふけをとったら、ゆっくりとデッドスローで巻いてきます。その日のサヨリの活性によって巻きスピードは変えてみて下さい。その日その日で、魚釣りは、釣れるパターンが変わるものです。リールは2000番や2500番などの比較的小さい番手のリールを使うと巻きスピードも抑えられます。

サヨリがあたって釣れたら

サヨリがエサを食べると、竿先や手元にサヨリがエサを食った時の当たりが伝わってきます。びっくりして合わせをしないで、淡々と巻いてきます。一度のバイトでサヨリが針にかからないで乗らない事もありますので、ゆっくり巻いてくることは大切です。追い食いで釣れることも良くあります。それから、釣れた後も、ラインを緩めることなく淡々とリールで糸を巻いてきてください。
ラインを緩めると(テンションを緩めると)、サヨリがジャンプしたりした時に、針が外れてしまう事もよくあります。サヨリも必死に逃げようとしていますので、集中して気をゆるめることなく糸を張ったまま巻き続けましょう。

針がかりと針の形状・針交換

下あごに針がかかるケースです。一番良い針の掛かり方で、バレる確率は非常に低いです。
「かんぬき」と呼ばれる口の横に針がかかるケースです。一度、この場所に針がかかるとバレる確率は低くなります。
針を飲んだり、針が劣化したら、すぐに針を交換
針の種類は色々あります。早がけ、袖、秋田きつね、キス針あたりがオススメです。春サヨリはカタが良いので7~8号、秋サヨリは3~5号程度の大きさの針を使います。
魚釣りをしていると魚が針を飲み込んでしまうことがあります。サヨリも例外ではありません。針を飲み込んでしまった場合は、とれなくなることもありますので、ハリスを切って針を交換しましょう。サヨリを食べる時に針ごと食べてしまわないように、エラの所から手を入れて針を取り外すようにしましょう。
また、針の鋭さは釣果に影響します。釣りをしていると針の切れ味が悪くなってきます。針が丸まるまったり、針が開いてくると、せっかくサヨリがエサを食べても、サヨリの口に針がかからなくなります。サヨリは口が堅い魚です。それから針がコンクリートやテトラポットに針が触れたりすることもあります。そういう事で針先が劣化しますので、定期的に針はチェックして、交換するようにしてください。針は沢山余分に買ってもっていくことをオススメします。

豊富なラインナップ

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